江戸時代の終わり頃、六面のお地蔵さんを刻んだ石が蒲原新田の浜に打ち上げられました。土地の漁師が拾い上げ桑原(かばら現在の蒲原西小学校周辺)の台地に置いたところ、ある嵐の夜、難破しかけた漁船の舳先に明かりがさしこみ、その明かりをたよりに漕ぎ寄せたところ、六角地蔵が打ち上げられていた砂浜に無事に着いたとのことです。 土地の漁師たちは「これは六角地蔵尊の導きだ」とこの地に小さな祠を建て、現在も海の守り神として祭られています。
お地蔵さんの脇には、「桑原六角地蔵尊のタブノキ」がそびえています。二股に分かれるこの大樹はその形から夫婦和合、縁結びのご神木とされ、信仰を集めています。蒲原の隠れたパワースポットですね。
蒲原西小学校へ続く長い坂、この中腹に不思議な石像が。。。宇宙人?いえ、これは土偶を模した石像です。なぜならこの地桑原では「桑原遺跡」が出土したのです。蒲原西小学校を建設する際に、多くの土偶や石を並べたストーンサークルが出土しました。縄文の頃と考えられています。大昔に想いを馳せながら、駿河湾を見下ろす高台へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
弊社工場もこの坂から、このように見えます。 私共もお地蔵さんに毎日見守られ、安心安全な桜えびを皆様にお届けすべく、日々精進いたします。