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静岡市清水区の由比・蒲原のまちのこと

国登録有形文化財 志田邸・東海道町民生活歴史館(静岡市清水区蒲原)

昔の商家の息づかいを感じる"ミュージアム"

志田邸•東海道町民生活歴史館 外観

格子戸が美しい志田邸。 こちらは安政に再建された江戸時代の元商家です。 「やま六」という屋号のお醤油屋さんでした。 奥に進むと「東海道町民生活歴史館」があり、昔のくらしぶりを垣間見る ことが出来る貴重な道具や資料が残されています。小学生も授業で見学に 訪れるほどの幅広い歴史資料は、歴史好きにも古道具好きにとっても必見 です。お子様の自由研究にも取り上げたい題材が沢山ですよ。

志田邸•東海道町民生活歴史館 格子戸が美しい外が透けて見えるこの建具は、「蔀度(しとみど)」といいます。外から中 は見えにくく、中から外はよく見える。夜になったら板をおろして雨戸の ように、戸締まりも出来ます。「窓」「カーテン」「シャッター」...今でい えばこれだけの機能をたった一枚の建具でまかなってしまう、昔の人の知 恵は素晴らしいですね。

志田邸•東海道町民生活歴史館「天神雛」

愛嬌がありながらも凛々しいこちらの人形は「天神雛」 なんと江戸時代のものが残されています。男の子のためのお雛様です。段 飾りではなく、1体で飾ります。モデルは菅原道真公。志太地方と、この 富士川周辺にのみ伝わるお人形です。

志田邸•東海道町民生活歴史館 出征旗「祝出征」と書かれたこの出征旗は「明治製菓」から贈られたものです。 出征の際にはこのような旗を飾り盛大に祝いました。この方は無事に帰還 され、明治製菓で勤めたのだそうです。最近では戦争の資料も身近に触れ る機会がなかなかありません。3世代でお子様と訪ねるのも貴重な体験に なるかもしれませんね。

志田邸•東海道町民生活歴史館 蓑や足踏み脱穀

蓑や足踏み脱穀機など、昔の農作業の道具も多く残されています。 今は体験授業で田植えをする子供も増えました。「昔はこんな道具をつか っていたんだね!」と、これらの古い道具を見るのも面白い体験ですね。 志田

志田邸はお醤油の醸造元でした

志田邸は元々はお醤油の醸造元でした。当時の暖簾やラベルです。 生き生きとした松が描かれたカラフルなラベルは現在でも目を引くデザ インです。染め上げられた屋号もそうですが、デジタルにはない味わい深 さがあります。

志田邸・東海道町民生活歴史館 お醤油造りの道具や設備

お醤油造りの道具や設備です。 機械に頼ることなく、どのようにお醤油が出来ていたのかを知ることが出 来ます。

利用案内 開館日 水曜日、土曜日、日曜日、祝日 開館時間 午前10 時から午後3時 入館料 入館料は大人200円(団体10名以上150円) 中学生以下150円 所在地 電話&FAX 最寄り駅 JR 新蒲原駅(徒歩8分)

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